【大嫌い!!な柔道から教わった人生。先生ありがとう御座いました。】柔道物語!!第10章
ハロハロ〜紅き鋼やでぇ(๑>◡<๑)
毎日更新にも慣れてきて今となっては生活の一部になりつつあります。
そして、1人で書いて誰も記事を読んでくれなかったらここまで来る事が出来なかったと思います。
本間‼️おおきにぃ( ^∀^)
そして、この物語も今週で終わりにする予定です。
11話で最終章と考えてます。って事は、今日と次で最後となりますね。
ここに書いた事が全てではないのですが、書きたい事は書けていると納得してます。
昔の紅き鋼だと、とても信じれないはずです。
自分がやってきた柔道人生を振り返ってブログで公開しているなんてwww
最後の章はいつも以上にしっかり書きたいと考えてますので少し日にちが欲しいです。
間違いなく今週中には更新すますにで楽しみにして下さいね(๑>◡<๑)
初めて観覧してくれている方用に1章からのリンクを貼って起きます。
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章
第8章
第9章
それでは、心してカツモクせよ‼️‼️
第10章
試合のチーム編成は体重の軽い選手から
先鋒(せんぽう)次鋒(じほう)中堅(ちゅうけん)副将(ふくしょう)大将(たいしょう)
という編成が基本で、稀にチームの中で一番強い選手が大将となる。
でも今回の編成はなんと、、、、くじ引きで決める事になっていた。
しかも試合先日💦💦
チームの選手は紅き鋼以外、他の道場やチームから警戒されている選手が4人‼️
しかも、紅き鋼が小さい頃から練習をしてくれた先生、先輩方達で、もう負ける気がしないメンバーでした。
それでも、やっぱりみんな負けるわけにはいかないというプレッシャーを抱えているんだろうなぁ〜と思っていたのですが、前日まで1度も練習は行わず、前日集まったと思ったら1時間ほど体操みたいな事をして前夜祭とか言い出して飲み会の宴会が始まった。
紅き鋼は最年少で意見なんか言える立場ではなく、そして運命のくち引きが始まり、、、、
紅き鋼は見事に”大将”のクジを引いてしまったのです( ´Д`)y━・~~
当時は175センチ、75キロぐらいで柔道で言う真ん中ぐらいの体重でした。
大将にでもなると180センチ以上は当たり前‼️
体重は100キロもしくはそれ以上の選手と当たります。
「明日休みた〜〜い」って夜寝る前に思いながら寝たのを覚えていますwww
そして、試合当日。みんな昨日の宴会での酒が抜けていなくてコンディションは最悪‼️
他のチームはこの日のために一生懸命練習してきたと思うと不安でしかなかったです。
試合から1ヶ月前の話しなのですが、あまりにも不安で館長に相談しに行ってました。
紅き鋼「館長、、、自分なんかがこんな重大な試合のメンバーで良かったんでしょうか?」
「自分はまだメダルすら取った事のない選手ですよ。不安で仕方ないです。」
すると、館長は大声で笑いながらこう言いました。
館長「大丈夫だ‼️お前はこれまで良くやってきた。道場で一番弱かったお前が‼️」
「大きなケガをして柔道を辞めると言ってきたあの日」
「お前は諦めななかった。だから、自信を持て‼️今のお前には自信が足りない。」
紅き鋼「館長、自分はあれから体力には自信があります。でも、体力だけでは勝てる程、柔道は簡単ではないと日々感じてます。」
「せめて、あと何かが欲しいのです。自分は格闘技のセンスも才能もありません。」
「色々な技を練習しましたけどダメでした。」
そうなんです。高校の時も、卒業しても得意技‼️というものが紅き鋼にはありませんでした。
今日までやってこれたのは、体力と筋トレで鍛えた筋力だけでした。
今まで笑っていた館長が真面目な顔でそっとTシャツをめくり上げました。
すると、そこには”大きな傷”がありました。しかもまだ新しい傷でした。
そして館長がゆっくり話し始めました。
館長「”膵臓がん”だそうだ。一様手術は成功したのだが、発見が遅くて転移が他の臓器にもあると言われた。」
「もう、、ワシは長くないんだ。だから、お前がワシの”人生最後の弟子”だと思ってる。」
「だから、最後の特訓だ‼️一緒にお前が強くなる様に協力しよう‼️」
この館長が死ぬ❓❓信じられない‼️小学生の時から見てきた弱音、しんどい顔一つ見た事のない超人みたいな人が、、、、
今もほら、大声で笑いながら話してたばかりじゃないか。
そうだ、手術は成功したって言っていたから多分、紅き鋼のやる気を出させる為に大げさに言っているに違いない。
そう、、今は忘れよう。試合のために頑張ろう‼️
そして、手に入れた。技ではないが自分のスタイル。他の柔道家が見たらめちゃくちゃなスタイルだと言うやり方で。
具体的に言うと、技を出せないのであれば自分から出す必要はないのだ。
1、まずは、相手のやりにくい組手をする、そうすると相手はイライラする。
2、そう感じたら、わざと相手が技を出しやすい組手に変える。
3、すると相手はチャンスと思い技を出してくる。
4、その出てきた技を利用してカウンターを狙う。
これが、紅き鋼の柔道スタイル‼️1ヶ月でこれを極めた。
試合が始まり、1、2、3開戦とチームは勝ち上がり紅き鋼も新しいスタイルで負けることなくチームの足を引っ張らないできた。
そして決勝戦。
相手が2勝こちらが2勝、、、、最悪な戦況で大将の番が来た。
今まで感いたことのない緊張そして負ければチームが負けてしまうプレッシャー。
でも狙いはあった、このスタイルで試合終了時間まで耐えれば代表戦でチームのエースの先輩が出れれば確実に勝てる‼️
そんな思惑を考えていた。
そして、なんとか終了時間まで耐える事ができ代表戦となり、うちのチームは優勝した。
初めてのメダル、、、団体戦とはいえ、初めてのメダルに嬉しくて思わずガッツポーズをしていたwww
試合も終わり、紅き鋼はこの事がきっかけで柔道がさらに楽しくなり2段の試験に合格し、
大阪の2段の無差別(体重、年齢が関係ない)試合に出場しました。
結果は、3位‼️
大阪で3位になったのです。
本当に長かった、、、、、、、、、
何度も何度も何度も‼️‼️夢だと、妄想ではないか❓目が覚めたらベットの上ではないのだろうかと、、、、、
試合会場には館長も見に来ていて表彰式が終わるとすぐに館長の元へ行き、そして、、、、、
紅き鋼「館長やりました。夢にまで思っていなかった自分の実力で大阪3位になりました。」
「自分は、、自分は、、本当に、、本当に、、、」
かなりみっともなかったと思います。
20歳を超えている男が泣きながら話している姿なんてwww
館長「ワシは、、今まで考えていた。」
「怪我をして柔道を辞めるとお前が言いにきた時に強引に柔道をさせてしまったのではないかと」
「紅き鋼、、柔道は楽しいか❓」
紅き鋼「はい、、、楽しいです。」
そう言うと館長と固い握手を交わして試合は終わった。
そして帰りに館長からお祝いの食事に誘われ、高そうな中華をご馳走になった帰りの事、
落ち着きを取り戻すと、ついこの前の事が気になっていて質問してしまったのです。
紅き鋼「館長、、この前言っていた病気の事ですが、あれって紅き鋼を勇気づけさせる為に言った事ですよね❓」
嘘であって欲しかった、、やっとここまできたのだから‼️だから、ちゃんと真実を聞かないといけないと思った。
館長「お前が最後の弟子で良かった。最後にいい試合見せてもらった」
「前に言った事は本当だ‼️でも、ワシにも夢ができた。」
「お前が社会人として一人前になったらワシの所へ報告しに来い‼️それが今日からのワシの夢だ‼️それまでワシは安心してあの世に行けないからwww」
「待っているから‼️‼️」
いつもの大笑いをしながら大き声で話しをしてくれた。
紅き鋼「必ず‼️絶対に館長に報告に行きますので‼️」
「館長、もっと館長の話しが聞きたいです。何故柔道を始めたとか、今までで何が一番辛かったとか」
この時、何故だか分からなかったのですが、今日を過ぎると、もう一生聞けないと思い聞きたい事は全て聞こうと思い、その夜は遅くまで館長の話しを聞き、それを心に刻みました
第10章完
お疲れ様です、そして読んで頂きありがとうございました。
長い文になってしまいすみませんm(_ _)m
書きながら思い出していると自然と涙が今でも出てきますね、、、
この話しを書きていると、また柔道がしたくなってまして、早速今週の土曜日に少し遠いのですが練習をさせてくれる所を見つけたので久しぶりに柔道してきます‼️
その為に帯を久しぶりに出したのですが、ボロボロですねwww
中学2年生の時にあの道場でもらったのですから当然ですね( ´ ▽ ` )
でも、まだまだ使えます。久しぶりにまたこの帯にはお世話になります。
そして、次回が最終章です。
冒頭にも書いたのですが、”紅き鋼が納得する最高の終わり”にしたいので今週中には必ず更新します。
それまでは、スピンオフ的なのを書けたらいいなぁって考えてます。
ほなぁ、さいなら〜〜( ̄▽ ̄)