第8話【メモリージャッチメント】己で勝ち取れ❗
ハロハロ〜紅き鋼です\(^o^)/
本日は雪の予報だったのですが、午前中に少し降った感じでした。
明日は凍結、雪に注意が必要とニュースで言っていました。
気をつけるなりwww
それじゃあ、メモリージャッチメントの続き書いていきます❗❗
心してカツモクせよ❗❗
第8話 己で勝ち取れ❗
開き直った!なんて簡単なものじゃない……………
人間はそんなに簡単にできていない。
周りには大丈夫!と強がり、本心では叫びたい!泣きたい!逃げ出したい!何で自分だけと現実を受け入れずに、悩みこんでしまい行動しない。
悩んで悩んで!一人で苦しんで立ち止まってしまう。
それが人間だとオレは思っている………………
そんな絶望や、もうダメだ!って思うことを一度乗り越えると人は強くなる。
諦める事なんて今すぐにでも出来る!でも、その先の道は行き止まりだ。
勇気を出してほんの少しでも前へ進む道を選べばきっと先はある。
人生にはこうした選択を迫られる時がたくさんある。
答えなんて誰にも分からない。
ただ、運命は与えられるのではなく、己で勝ち取れ!!
なぜだろう?記憶がないはずなのにこの言葉が頭から離れない。
もうすぐ病院に到着するというのにオレは何で笑っている?
この言葉を思い出した時から悩みや不安が全てなくなっていて自然と笑みがこぼれる。何だか懐かしい感じがする。
そんなことを考えているうちに病院の前にオレは立っていた。
『運命は与えられるものではなく、己で勝ち取れ!!か』
そう自分に言い聞かせるとあの受付へ向かった。
入り口から案内のカウンターを見てみると運よく昨日案内してくれた看護士さんがいた。
『あの!昨日来た時野 正樹の妹です。どうしてもあの人と話しがしたくて……………お願いです!もう一度あの場所へ連れてって下さい!』
オレは必死に看護士さんに伝えると、『これを』そう言うとあの場所に行く為の鍵をオレに渡してきた。
そう、エレベーターで使っていた鍵だ。
『どうしてこれを?』オレは意外とあっさりと地下へ行ける事に驚き質問をしていた。
『あの方から、あの子が近々訪ねて来るはずと………その時はこの鍵をあの子に渡すように言いつけられてました。』
お見通しだったか、オレはそう思うと看護士さんから鍵を預かるとエレベーターへと向かった。
手順は覚えていた。
確か1Fのボタンが取れるはず。
オレはボタンを人差し指と親指で挟むと簡単にボタンが外れた。
そこには前と同じ鍵穴があり、この鍵を差し込み一回転させるとエレベーターが自動で地下へと進み出した。
オレは緊張で心臓の鼓動が気になり大きく深呼吸を5回ほど繰り返しているとエレベーターの動きが止まり扉が開いた。
オレはすぐさま兄貴、あの人…………愛宕 マイさんのいる部屋へ向かって歩いていると書類をたくさん抱えながらフラフラ歩きながらこっちへ向かってくる人がいた。
オレはギリギリまで気がつかなくて、その人と衝突した。
書類は瞬く間に散らばりそれを慌てて謎の人がかき集めていた。
オレも尻もちをついていたが一緒に書類を集めることにした。
『オー、ソーリーソーリー。考えことしていたら当ってシマイマシタ。』
片言の日本で話しかけてきた謎の人は、髪の毛をポニーテールで束ねていて、腰ぐらいまでのロングヘアーで研究者が着ていそうなロングの白衣をまとい、何と言っても綺麗な金髪をしていた。
その黄金のような髪に女のオレでも見惚れてしまうほどの髪色だった。
書類を全部拾い終わりお互い立ち上がると、身長の高さにもビックリした。
180cmはあるだろうその人はこちらに振り向くと、目は宝石のようなブルー色、鼻は高く、小顔でモデルもびっくりするぐらいの超美人さんだった。
オレはその姿に見惚れてしまい、一目惚れした男子の様に固まっていた。
すると、その美人さんが話し始めてきた。
『手伝ってくれてアリガトウゴジャイマス』そう言うとその美人さんがオレの顔をマジマジと見つめながら、ウ〜〜ンと悩みながら考えていると、、、
突然、『アァ〜〜〜!!!』と大きな声を発しながら持っていた書類を放り投げ、思いっきり抱きついてきた。
オレは何が何だか分からなくなっていると『やっっっと会えマシタ!!ツバキ!!』
そう言うとオレの耳元で涙を流しながら強く抱きしめていた。
第8話 完 続く、、、