自分が面白いと思う小説を書いてみた【メモリージャッチメント】
ハロハロ〜〜紅き鋼です\(^o^)/
今日もメモリージャッチメントを書いていきます
それでは、カツモクせよ❗❗❗
第5話 遺書
それはA4サイズほどの茶封筒で後ろには紐らしきもので服のボタンのようなのが付いていて、それに巻き付く仕組みで閉じられていた。
今時このような封筒があるだろうか?
名前の所も古くなり読みにくくなっていたが、確かに兄貴の名前が書いてあった。
オレは封筒を開けようとした時、男が言っていた事を思い出した。何十年も引き継がれてきた?
どう言う事だ?
封筒を開ける前に一瞬戸惑いがあったが今はこの手紙が気になる。まずは手紙だ!
オレはそう思うと封筒を開けた、中には1枚の写真と2枚の紙が入っていた。かなり古い紙のようで丁寧に扱わなければと思い、恐る恐る文面が書いてある方を向け読み始めた。
『拝啓、時野 椿へ。いきなりの手紙でゴメンなさい。今日は色々な事がいっぺんに起きて混乱していると思います。
それでもこの瞬間に伝えなければならないと思い手紙を書きました。
まずは、僕が何故過去から手紙を送れた事について説明するね。今まで隠していたけど僕は簡単に言うとタイムトラベルをして今過去からこの手紙を書いています。
みんなからは「時の観測者」と呼ばれています。
これについては僕からは説明出来ないんだ、ゴメンね。
次に、今この時に椿に伝えたい事を話すね。椿がいるその時代のボクはもう長くはないんだ………
愛宕さんから色々聞かせられたと思う、でもこれがボクの選択した運命なんだ。
だから………ここで起きた事は忘れて椿は椿の人生を楽しく生きて下さい。
椿ともっと話しをしたり、遊びに行ったり、一緒に食事をしたりしたかったな。
最後にひとつだけボクのお願いを聞いてください。
心の片隅でいいので、兄であるボクをたまには思い出してくれると嬉しいです。
忘れないでね。覚えていてね。
ボクが言いたいのは以上です。
幸せになって下さい。
それじゃあ、さようなら、お元気で。
時野 正樹
第5話 続く、、、