【メモリージャッチメント】自分が面白いと思う小説を書いてみた
ハロハロ〜〜紅き鋼です(๑>◡<๑)
今日も調子が良いのでメモリージャッジメントの続きを書いていきます。
今回初めての方の為に第一話を用意しました。
お試しとして読んでいただけると嬉しいです。
それでは、カツモクせよ❗❗❗❗
第4話 手紙
オレはあの場所いるのが辛くなり一度待合室に戻ることにした。戻っている際にふとマイさんの一言を思い出していた。
数分前の出来事……………
マイは崩れた椿を少しの間眺めるように見ていた。
その時間は2分ほど続いたが……………マイがようやく……………
「あんたはまだここに来る時ちゃうかってん。お兄さんの運命を受け入れるだけの器がなかったちゅうことやな。そうやってうずくまってるだけやったら何も変わらへんで!少なくともお兄さんはそれを望んでない。まぁ、今は現実を受け入れる事が最優先やとおもい。」
マイさんの一言一言が辛く胸に突き刺さる感覚を感じ何もできない無力な自分に悔しさを感じると自然と目から涙が止まらなくなっていた。
「ここにおっても仕事のじゃまやからちょっとは上の階で頭の中でも整理してきい。」
マイが案内人間に顔で合図をすると案内人に付き添われながらその場を後にした。
その時去り際にマイさんがこう言った。
「覚悟と根性ついたらもう1回うちのところおいでや。それまでうちはいつまででも待ってるさかい!」
来た道を案内人に腕を引かれながら戻っていくエレベーターの上へ上がる感覚がいつもより重く、手すりを持っていないと崩れそうになる。
エレベーターは1階へと着き、オレは待合室のベンチに座らされた。
案内人は最後に…………「あの場所へ戻る覚悟が出来たら声をかけてください。」そう言うと受付の方へと戻っていった。
オレはこのまま時間が止まってしまえば、そうすれば兄貴はどこえもいかない。ずっとオレのそばにいる。そんなことを考えているうちに1人の男がオレの目の前に立っていた。
男は黒のスーツに黒のサングラスなんとも映画に出てくるマフィアみたいな服装をしていた。
今はそんな事はどうでもよかった、でも、この時オレの人生は大きく変わろうとしていた。
すると男がオレのことを見るなり話しかけてきた。
「あなたは、時野 椿さんですか?」
オレは泣いた顔を上げるのが恥ずかしくなりうつむいたまま1回うなずいた。
「本当に?!信じられない。こんな事があるのか」
男はお化けでも見たかのようなリアクションでオレに話しかけてきた。
「実は、手紙を預かっている。宛名はわからないが私たちは世代交代でこの手紙を保管してきた。この日の南海病院の待合室にいる赤色のジャージを着ている女の子に渡すようにと。」
オレはこの人は何を言っているのかサッパリわからない。頭でもおかしくなったのかと思っていると‥‥‥‥‥‥
「すまない。あまりの驚きで興奮してしまった、事情を話そう。今日この南海病院にこの時間にいる待合室のベンチに座り込み泣いている赤色のジャージを着た男性みたいな女の子にこの手紙を渡してくれと何十年も引き継がれてきた。ここに受け取りのサインをくれないか。」
オレは言われるがままにペンでサインをした。
「本当にいるとは、、、今でも信じられない。今日ここに時野 椿という女の子がいるのかを仲間と賭けをしてたのだが、負けてしまったハハハハ。」
こんなな時にオレに手紙?意味がわからないままサインを終えるとその手紙を受け取った。
手紙はかなり古い物で今にも灰になりそうな状態だった。
裏に宛名が英語で書かれていた。そこには意外な人物の名前が書かれていた。
「masaki tokino」!!
えぇ?!あ、あ、兄貴?!!!
第4話 完 続く、、、